鉄道員(ぽっぽや)出演:
東映
発売日 2001-12-07
浅田次郎と降旗康男の差 2006-09-23
浅田次郎の原作は短編で、あっけないぐらいに短い。登場人物の描写も過剰ではなく、乙松の気高さ、仙次の乙松への尊敬の念、ユッコの悲哀をさりげなく描いている。
降旗康男は映画化に際し、自分なりの解釈をかなり入れている。あるインタビューで言っているように「乙松は昭和という時代をひたむきに生きてきた一人の男」とし、「あまりいいこともなかった乙松に一瞬の幸せが訪れる」としている。だから映画の中のユッコは輝いている。
ひと好き好きだと思うが、私は降旗の解釈(脚色)は間違ってないと思う。原作は「文章のうまさで泣かせる」ところが見え見えなのだ。
ただ、乙松(高倉健)、ユッコ(広末涼子)以外のふたり、静江(大竹しのぶ)と仙次(小林ネンジ)にやや過剰な演技をさせたのはどうかな。大竹はうまいし、「かわいげ」があるからまだいいが、小林はあきらかにやりすぎ。
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